オーツミルクの滑らかな口当たりと豊かな風味。その秘密は、原料であるオーツ麦にあります。今回は、そんなオーツ麦の魅力を探ってみましょう。
オーツ麦とはどんな穀物?
オーツ麦(えん麦)はイネ科の穀物で、寒冷な気候を好む植物です。
2023年の米国農務省のデータによると、オーツ麦の世界生産量は約2,300万トン。特にカナダ(約420万トン)やロシアが主要生産国です。
細長い穂が特徴で、主にオートミールや飲料原料としてよく利用されるほか、その栄養価の高さから家畜の飼料としても活用されています。
歴史をたどると、オーツ麦の栽培は紀元前1000年頃に始まり、当初は畑の「雑草」のような存在でした。
今では栄養価の高さが注目されており、特に食物繊維(100gあたり約10g)、β-グルカン(100gあたり3-5g)、タンパク質(100gあたり約13g)が豊富に含まれています。β-グルカンは心血管系の健康維持にも役立つとされている、機能性の高い成分です。
さらに、水使用量が小麦より20-30%少ないなど、環境への負荷が低い点も特筆すべき特徴と言えます。
欧米・日本で注目されるオーツ麦
欧米では、オーツ麦は日常的に親しまれており、英国では「ポリッジ」と呼ばれるオートミール粥が朝食の定番です。
米国ではグラノーラやシリアルバーに加工され、2023年のオートミール市場規模は約3500億円に達しています。
日本においても、近年「オートミールダイエット」が話題になるなど、オーツ麦への関心が高まっています。
また、オーツ麦から作られるオーツミルクは乳代替品として注目され、大手カフェチェーンではオーツミルクを使用したドリンクメニューが提供されるなど、採用が広がっています。
オーツ麦からオーツミルクへ
栄養豊富で環境にも優しいオーツ麦の魅力は、オーツミルクにも活かされています。
実際にオーツ麦がどのようにミルクへと変わるのか、詳しい製造プロセスについてはこちらの記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。