食品のパッケージには「糖質」と「糖類」が別々に記載されていることがありますが、違いについてご存知でしょうか?ここでは、この2つの違いについて見ていきます。
糖質とは
糖質は、炭水化物の一部で、主にエネルギー源として体内で利用される栄養素の総称です。糖質には、糖類(単糖類と二糖類)だけでなく、デンプンなどの多糖類やキシリトールなどの糖アルコールも含まれます。
糖類とは
糖類は、糖質の中でも比較的単純な構造を持つものを指し、単糖類と二糖類に限定されます。糖類は甘みを持ち、エネルギー源として迅速に利用される傾向があります。
糖質と糖類の関係
糖類の種類
次に糖類についてもう少し詳しく見ていきます。糖類にはさまざまな種類があり、それぞれ甘さの程度も異なります。
1.単糖類
単糖類は最も基本的な単位で、これ以上加水分解できない糖類です。代表的な単糖類には以下があります。
▪️グルコース(ブドウ糖)
・果物や蜂蜜、血液中に多く含まれる糖です。
・甘み:中程度(甘みの基準値)
・果物や蜂蜜、血液中に多く含まれる糖です。
・甘み:中程度(甘みの基準値)
▪️フルクトース(果糖)
・果物や蜂蜜に多く含まれる糖です。
・甘み:非常に強い
・果物や蜂蜜に多く含まれる糖です。
・甘み:非常に強い
▪️ガラクトース
・乳糖の一部として乳製品に含まれます。
・甘み:弱い
・乳糖の一部として乳製品に含まれます。
・甘み:弱い
2. 二糖類
二糖類は二つの単糖類が結合してできた糖類です。代表的な二糖類には以下があります。
▪️スクロース(ショ糖)
・グルコースとフルクトースが結合したもので、砂糖の主成分です。
・甘み:中程度〜強い
・グルコースとフルクトースが結合したもので、砂糖の主成分です。
・甘み:中程度〜強い
▪️ラクトース(乳糖)
・グルコースとガラクトースが結合したもので、乳製品に含まれます。
・甘み:弱い
・グルコースとガラクトースが結合したもので、乳製品に含まれます。
・甘み:弱い
▪️マルトース(麦芽糖)
・グルコースが二つ結合したもので、麦芽や一部の加工食品に含まれます。
・甘み:中程度
・グルコースが二つ結合したもので、麦芽や一部の加工食品に含まれます。
・甘み:中程度
この様に、糖類には砂糖(ショ糖)だけでなく様々な種類があります。それぞれ異なる甘みの強さを持ち、食品の風味や甘さのバランスを調整するために利用されます。
『塚越さんがつくったおいしいオーツミルク』もオーツ麦の風味や、酵素の力で引き出す素材由来の甘さ(糖類)を調整することで、クセがなくやさしい甘さの製品に仕上げています。