素材を追求する 　~オーツミルクに最適な素材選び~

食と素材
和食で「素材を活かす」ことが重要とされるように、どのような食品においても使用する素材は非常に重要なポイントです。
料理において素材にこだわることが大切なのは、料理の質や味わいを左右する要素として、素材本来の特性や風味が大きな役割を果たすからです。
この考え方は、オーツミルクの製造にも当てはまると私たちは考えています。

オーツミルクの特徴的な風味は、使用されるオーツ麦の品質や種類によって大きく左右されるため、良質なオーツ麦を選ぶことが欠かせません。厳選した素材を使用することで、『塚越さんがつくったおいしいオーツミルク』ならではの、自然な甘さと穀物の風味が際立ち、味わい豊かでバランスの取れた製品が生まれるのです。

産地によるオーツ麦の違い

オーツ麦の主要な生産国には、ロシア、カナダ、アメリカ、オーストラリア、フィンランド、スウェーデンなどがあります。産地ごとに異なる気候条件や栽培方法の影響を受け、それぞれ独自の特徴を持つオーツ麦が生産されます。

加工度で見るオーツ麦の種類

オーツ麦には、加工度の違いによりさまざまな種類があります。
⚫︎オートグローツ: 玄麦状のオーツ麦
⚫︎ロールドオーツ: オートグローツを蒸して圧縮し、平らにしたもの
⚫︎インスタントオーツ: ロールドオーツをさらに細かくし、調理しやすくしたもの
⚫︎スチールカットオーツ: オートグローツを細かくカットしたもの
⚫︎オーツフラワー: 粉状に非常に細かく粉砕したもの

例えば、オーツミルクの生産によく使用されるオーツフラワーも、粉砕の粒度や粉砕方法によって出来上がるオーツミルクの品質が異なるため、原料を選定する際には多岐にわたる注意が必要です。